日本の成人の歯を失う原因の第1位は歯周病です

日本の成人の歯を失う原因の第1位は歯周病です

歯周病は歯ぐきの炎症からはじまり、歯を支える歯ぐきや顎の骨などの歯周組織を溶かしていく病気です。初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちにどんどん進行してしまうという特徴があります。「歯ぐきの腫れ」「歯ぐきからの出血」「気になる口臭」は歯周病のサインかもしれません。

成人の約8割が歯周病またはその予備軍です

厚生労働省による「平成23年歯科疾患実態調査」の結果によれば、日本の成人は歯ぐきが健康な人は14.2%に過ぎず、歯がない人(8.5%)を除くと77.3%の人に歯周病(歯肉炎・歯周炎)がみられるという統計が出ています。また歯を失う原因の第1位は41.8%の歯周病で、32.8%で第2位の虫歯を上回ります。歯周病は私たちのまわりに蔓延していて、歯を失うことにつながる怖い病気なのです。

歯周病(歯肉炎・歯周炎)の患者の割合

歯周病(歯肉炎・歯周炎)の患者の割合

歯を失う原因

歯を失う原因

今すぐ歯周病チェック!

いつの間にか進行してしまう歯周病。あなたもチェックしてみましょう。当てはまる項目はいくつありますか?

チェックが0個の場合

チェックが0個の場合

今のところ歯周病のリスクは低いようです。これからも毎日のセルフケアを続け、歯科医院での定期検診を受けましょう。

チェックが1~3個の場合

チェックが1~3個の場合

軽度の歯肉炎の疑いがあります。歯肉が炎症を起こしている可能性がありますのでお早めに歯科医院にご相談ください。

チェックが4~7個の場合

チェックが4~7個の場合

歯肉だけでなく歯を支える顎の骨が少し溶けはじめた中等度の歯周炎の可能性があります。これ以上悪化させてしまわないよう、できるだけ早く治療をはじめましょう。

チェックが8個以上の場合

チェックが8個以上の場合

歯を支える顎の骨が半分以上溶かされている重度の歯周炎の疑いがあります。歯が抜け落ちてしまうことにもつながります。一日も早く治療をはじめましょう。

>> 予防歯科についてはこちらをご覧ください

歯周病の治療法

歯周病の治療法

歯周病の治療や予防の基本はプラークや歯石を取り除くことです。まず基本治療を行い、それでも歯周病が改善しない場合は、歯周外科治療へと進みます。基本治療ではおもに歯肉炎や軽度歯周炎の改善を目的に行い、さらに重度の場合は症状に合わせて歯周外科治療を行います。

基本治療
ブラッシング指導 スケーリング ルートプレーニング
基本治療 基本治療 基本治療
毎日のブラッシングは歯周病の治療や予防の基本です。お口の状態に合った効果的なブラッシング方法をアドバイスします。 「スケーラー」という特殊な器具を使い、毎日のセルフケアでは落としきれない歯の表面に付着するプラークや歯石を取り除きます。 スケーリングでも落としきれない歯ぐきの溝深くの汚れを「キュレット」を用いて除去。仕上げに歯の表面をなめらかにみがき、汚れの再付着を防ぎます。
外科的治療
歯周ポケットそうは術 フラップ手術 再生療法(保険適用外)
外科的治療 外科的治療 外科的治療
局所麻酔後、歯周ポケットの奥深くのプラークや歯石、そして歯周病に感染した歯ぐきを除去する処置です。 局所麻酔後、歯肉を切開し、歯根を露出して、プラークや歯石や感染部位を除去してから歯肉を縫合します。 歯周病で破壊された歯周組織の再生を促す治療法です。使用する薬剤や方法によりさまざまな種類があります。

まずはお気軽にご相談ください診療予約はこちらからどうぞ鶴岡歯科医院(電話番号048-684-1811)